Ethereum(52) - オーバーフロー⑦(uintの最大値チェック)

Ethereum(52) - オーバーフロー⑦(uintの最大値チェック)

今回はuintの最大値に関する動作を確認していきます。

ソースコード

最大値のチェックを行うためのソースコードは下記の通りです。

[ソースコード]

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pragma solidity ^0.4.11;
contract MarketPlaceOverflow {
address public owner;
uint public stockQuantity;

modifier onlyOwner() {
require(msg.sender == owner);
_;
}

/// 追加在庫数を表示するイベント
event AddStock(uint _addedQuantity);

/// コンストラクタ
function MarketPlaceOverflow() {
owner = msg.sender;
stockQuantity = 0; // 最大値をチェックするため100を0に変更
}

/// 在庫の追加処理
function addStock(uint _addedQuantity) public onlyOwner {
// オーバーフローチェック
require(stockQuantity + _addedQuantity > stockQuantity);

AddStock(_addedQuantity);
stockQuantity += _addedQuantity;
}
}

17行目で初期の在庫数を100から0に変更しています。

これは在庫の追加数としてuintの最大値を設定できるかどうかをテストするためです。

デプロイ

上記ソースのデプロイを行います。

[デプロイ]


デプロイ後のコントラクトの状態を確認します。

[コントラクト状態]

初期の在庫数(Stock quantity)が0であることが確認できます。

在庫の追加(最大値)

Add Stcok関数を使って、uintの最大値を設定します。

uintの最大値は115792089237316195423570985008687907853269984665640564039457584007913129639935です。

[在庫数を追加]

追加後の在庫数を確認します。

[在庫数を確認]

問題なくuintの最大値が在庫数(Stock quantity)に設定されていることが分かります。

また画像一番下のイベント情報より正しい数値(uintの最大値)が引数として渡されていることも分かります。

在庫の追加(最大値+1)

次に、uintの最大値を超える数値を設定してみます。

[uintの最大値]+1の数値は115792089237316195423570985008687907853269984665640564039457584007913129639936になります。

[在庫数を追加]

[EXECUTE]ボタンを押すと、トランザクションを発行するための画面が表示されます。

ここでパスワードを入力し、[SEND TRANSACTION]ボタンを押したところ次のようなメッセージが表示されました。

[トランザクション実行画面]

どうやら256バイトを超える値は設定できないようです。

uint8の場合は、それを超える数値を設定できたので、データ型の制限ではなくSolidityの引数の制限だと思われます。(ただの推測です)

以上で、オーバーフローに関する動作確認とその対策に関する記事は終わりにします。


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